【世界の有名な童話】お見合い
お見合い
(グリム童話)
昔々、あるところに、羊飼いの若者がいました。
お嫁さんをもらおうと思いましたが、知り合いの三人姉妹は、三人が三人とも綺麗なので、どの娘をお嫁に選んだらよいか、どうしても決めることができません。
そこでお母さんに相談してみると、お母さんはこう言いました。
「それはね、三人の娘さんを一緒に呼んで、ご馳走にチーズを出しておくんだよ。娘さんたちがどんな切り方をするか、気をつけて見ているんだよ」
息子はすぐにチーズを用意して、娘たちを呼びました。
一番上の娘は、チーズを皮ごと頬ばってしまいました。
二番目の娘は、大急ぎで皮のところを切り取りましたが、あんまり慌てたものですから、まだいいところがたくさんくっ付いているのに、皮と一緒に捨ててしまいました。
三番目の娘さんは、手際よく綺麗に皮を剥きました。
そのことを息子がお母さんに話しますと、
「三番目の娘をお嫁さんにしなさい」
と、お母さんは言いました。
息子はそのとおりにして、この娘さんと一生仲良く幸せに暮らしました。
頬ばる:大口吃;把嘴塞满。
くっ付(つ)く:粘着,附着。
手際(てぎわ)よく:手法好;作得漂亮。
相亲
(格林童话)
从前,在某个地方有一个牧羊少年。
他想要娶个媳妇,但是认识的三个姐妹都很漂亮,所以他犹豫不决不知道该娶谁做自己的新娘,
于是,他找母亲去商量,妈妈对他说:
“这样吧,把三个姐妹都叫来,然后我们请她们吃奶酪,你要注意看她们用什么样的方法来切。”
儿子准备好了奶酪,叫来了三个姑娘。
第一个姑娘把奶酪连皮都塞到了嘴里。
第二个姑娘急急忙忙地把皮切掉了,但是由于她过于匆忙,以至于皮上还带着很多东西,她就一起扔掉了。
第三个姑娘手法非常利落地把皮剥掉了。
儿子把这件事告诉了母亲,母亲说:“娶第三个姑娘吧。”
儿子听从了母亲的话,和姑娘一生恩恩爱爱的幸福地生活着。