二十多岁的你得学会独处、享受贫穷
一人暮らしは決して寂しさだけではないが、寂しさを味わう格好の機会であると心得よ。
20代のあなたにこれだけは言っておきたいが、嫌なことは早めに体験しておいた方がいい。
もし、ひとり暮らしが自分に合わず、うんざりするほど寂しい思いをしたら、結婚した相手を大事にしようという気になるはずである。
私たちは自分が弱い立場に立たされないと当たり前のことに対して感謝できなくなるものである。
そう、あなたの周りにもいませんか。文句の多い人が。
その人はきっと弱い立場に立ったことがない人ですよ。
親元にいる20代の人に、家にいる理由を聞いたことがあるが、みんなが口を揃えてこう言った。「だって部屋を借りられるほど収入がないんですもの。」
金額を理由に自分の行動を正当化しようとするのは潔くない。
月に十万もあれば、家賃を含めて生活はできるはず。
自分がその気になれば、どんなとこだって住める。
また二十代はどんなに貧乏臭いところに住んでも、絵になる。
それどころか、貧乏くさいところに進めば進むほど、後で懐かしい思い出になって返ってくるものである。
今は、仮の人生なのだと思い、貧乏を楽しめばいいのだ。
出典:『20代にできること しておきたいこと』
作者:松原惇子(まつばら じゅんこ)
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