【毎日清聴/成長】ライオンを見たことのない狐

ライオンを見たことのない狐

 生まれてから一度も、ライオンを見たことのない狐がいました。
 ある日、この狐がばったりライオンに出くわしました。
 なにしろ生まれて始めて見たものですから、狐は震えあがって、怖さのあまり死にそうになりました。
 2度目にライオンを見た時、狐はやはり怖がりましたが、最初の時ほどは怖くありませんでした。
 3度目にライオンを見た時、狐はそばへ寄って話しかけるくらい、平気になりました。
 このお話しは、恐ろしいものでも慣れてくれば、恐ろしくなくなるということを教えています。
 嫌なことでも、やってみれば、案外大丈夫かもしれませんよ。

ばったり:突然相遇。

出(で)くわす:碰见,偶然相遇。

なにしろ:因为。

話しかける:搭话。

平気(へいき):冷静;不在乎。

案外(あんがい):出乎意外。

没见过狮子的狐狸

有一只狐狸生来就从没见过狮子。

有一天它突然与狮子相遇了。

因为毕竟是第一次看见狮子,狐狸吓得直哆嗦,差点被吓死。

第二次看见狮子的时候,狐狸虽然也很害怕但是远没有第一次那么怕了。

第三次见到狮子的时候,狐狸平静得已经可以走上前去跟狮子打招呼了。

这则故事是说,即使再可怕的东西,只要熟悉了也会变得不可怕的。

再不愿做的事情也要试着做一做,或许会意想不到地变得容易起来。

(0)

相关推荐