【イソップ物語】目の見えない人
目の見えない人
目は見えないけれど、手で触っただけで動物の種類を言い当てることの出来る人がいました。
ある日、この人のところへ、誰かが狼の子を連れてきました。
この人は触ってみて、しばらく首を捻っていました。
そして、「はてさて、これは狼の子でしょうか、狐の子でしょうか、それとも、似たような種類のほかの動物の子でしょうか、ちょっと分かりません。でも、はっきりしていることは、この動物が羊たちと仲良くやっていける動物ではない、ということです」
このように、悪者の正体は、たいてい、その体つきだけで分かるものです。
悪者が賢い人を騙そうとしても、賢い人は、その姿を見ただけで見破ってしまうのです。
言い当(あ)てる:猜中。
首を捻(ひね)る:左思右想(而不解)。
はてさて:哎呀。
仲良(なかよ)く:友好。
悪者(わるもの):坏蛋。
正体(しょうたい):真面目。
たいてい:大都,差不多。
体つき:体格,姿态。
賢(かしこ)い:聪明。
見破(みやぶ)る:识破;看穿。
盲人
有一个盲人,虽然什么也看不见,但只要用手摸就能正确说出动物的种类。
有一天,一个人把一只狼崽儿带到他这里。
这个盲人摸了摸,沉思了一会儿。
然后,说:“哎呀,我有点弄不清它是狼崽儿呀,狐狸崽儿呀,还是跟它们种类差不多的其他动物的崽儿。但是有一点可以肯定,它绝不是能跟羊和睦相处的动物。”
和这个故事一样,坏人的真面目大都从他的外形就能看出来。
即使坏人想欺骗聪明人,聪明人只要看一眼他的外形打扮就能将他看穿。
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