画人伝・INDEX

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群馬

(1)遍歴と隠遁に終始した上州の画僧・風外慧薫
(2)上州南画の先駆者・柿沼山岳
(3)晩年を上州藤岡で過ごした浮世絵師・菊川英山
(4)上州高崎の浮世絵師・青木周渓
(5)近世高崎の三大画人のひとり・一椿斎芳輝
(6)館林を中心に東毛地方に多くの絵馬を残した北尾重光
(7)玉村宿で地方絵師として活躍した千輝玉斎
(8)上州南画の第一人者・金井烏洲
(9)若くして高崎藩を脱藩し諸国を旅した矢島群芳
(10)明治維新後は郷里伊勢崎の地方教育に尽力した松本宏洞
(11)群馬師範学校の生徒実習に鉛筆画を導入した武居梅坡
(12)郷土画家として多くの後進を育てた青木翠山と利根沼田の門人
(13)群馬県内外43カ所の寺院に天井画を描いた林青山
(14)農閑期に信州渋温泉に通い児玉果亭に師事した青柳琴僊
(15)吉川英治に最後の南画人と称された新井洞巌
(16)日本画と工芸の両分野で活躍した大出東皐
(17)日本南画院創立に加わるなど南画復興に尽力した小室翠雲
(18)田崎草雲に学び伝統的南画を描いた岸浪柳渓
(19)南画から写実を経て魚類画に新境地を拓いた岸浪百艸居
(20)小室翠雲に学んだ上州の南画家
(21)群馬美術協会の結成など地元美術振興に尽くした礒部草丘
(22)歴史・風俗を研究し歴史人物画を得意とした北村明道
(23)群馬洋画の先駆者・湯浅一郎
(24)草土社で岸田劉生と行動をともにした横堀角次郎
(25)東京美術学校在学中に渡仏し12年間滞在した南城一夫
(26)塚本茂ら旧制前橋中学校出身の洋画家
(27)二科展で注目され前橋で多くの後進を育てた清水刀根
(28)独立展の重鎮の一人として活躍した中村節也
(29)日本にシュルレアリスムを紹介した福沢一郎
(30)詩情を秘めた独自のリアリズムを追求した山口薫
(31)人間とは何かを一貫して問い続けた鶴岡政男
(32)文芸も絵画も独学で学んだ福田貂太郎
(33)主体美術協会創立に参加した豊田一男
(34)モダンな感覚で新しい日本画を模索した田中青坪
(35)群馬美術協会の結成と群馬の美術家
(36)岩田専太郎と挿絵画家の双璧と謳われた志村立美
(37)24歳の時に行方不明となった幻の版画家・藤牧義夫

栃木

(1)狩野派の始祖・狩野正信と足利の武将画人・長尾一族
(2)宇都宮出身説がある関東水墨画を代表する画僧・祥啓
(3)日光東照宮造営に携わり徳川家康像を描いた狩野探幽
(4)日光山の絵仏師・神田宗庭と木村了琢
(5)日光山の絵事に携わったやまと絵住吉派二代・住吉具慶
(6)江戸狩野隆盛の礎を築いた狩野興以と下野の狩野派
(7)狩野派の絵をよくした佐野藩主・堀田正衡
(8)下野に鮎画を中心とした画風を伝えた近江商人・島崎雲圃
(9)谷文晁ら江戸の文人と交流し多彩な画事を展開した小泉斐
(10)下野の南蘋派・宇都宮藩主の戸田忠翰
(11)下野国栃木の豪商との親交のなかで肉筆画の代表作「雪月花」を描いた喜多川歌麿
(12)文晁門四哲のひとりに数えられた高久靄厓
(13)喜連川藩御用絵師・牧野牧陵
(14)幕末明治を生きた俠気の南画家・田崎草雲
(15)幕末幻の油絵師・島霞谷
(16)近代歴史画の父・小堀鞆音
(17)全国各地を放浪のすえ佐野に定住した南画家・王欽古
(18)古典研究とインド体験による独自の仏画を完成させた荒井寛方
(19)写実性や装飾性を取り入れた異端の南画家・石川寒巌
(20)洋画から日本画に転じ脱俗の精神を貫いた小杉放菴
(21)青木繁と福田たね
(22)初期文展で活躍し挿絵や口絵も多く手がけた橋本邦助
(23)日本画壇とパリ画壇の双方で活躍した川島理一郎
(24)20世紀初頭のアメリカで独自の画風を確立させた清水登之
(25)ニューヨークで食器デザインと油彩を手がけた古田土雅堂
(26)明治最初期に師範学校の図画教員を長くつとめた河野次郎
(27)南画を描きながら足利の青年たちに漢学を教えた牧島閑雲
(28)イコンと仏画を融合した独自の宗教画を確立した牧島如鳩
(29)視力を失ってからも描き続けた長谷川沼田居
(30)抽象表現に南画の新しい境地を拓いた大山魯牛
(31)最後の近代歴史画家・羽石光志
(32)フレスコ風日本画から抽象表現に転換した岩崎鐸
(33)田中一村ら栃木ゆかりの日本画家
(34)日本各地を旅して四季の移ろいを描いた刑部人
(35)人間の宿命的な業を描いた小山田二郎
(36)高木勇次ら栃木ゆかりの洋画家
(37)創作版画運動の中心的役割をになった川上澄生
(38)古川龍生ら栃木ゆかりの版画家
(39)北関東の戦後版画運動を担った鈴木賢二

茨城

(1)関東に本格的な水墨画をもたらした室町時代の画僧・祥啓
(2)建長寺の僧となりのちに常州水戸に住んだ長柳斎(可卜)
(3)雪村に院体画法を伝えた常陸太田の耕山寺の僧・性安
(4)近世水戸の狩野派・狩野興也
(5)水戸光圀が招いた中国明の禅僧・東皐心越
(6)土浦藩士から浮世絵師に転身した磯田湖龍斎
(7)自らを雪舟十二世と称した桜井雪館
(8)父雪館に学び江戸で活躍した女性画家・桜井雪保
(9)近世水戸の南蘋派・宮部雲錦と栗田長珉
(10)周囲に理解されないまま37歳で世を去った奇才・林十江
(11)谷文晁門下四哲のひとり・立原杏所
(12)林十江や立原杏所とともに「水戸の三画人」といわれた水戸藩士・萩谷セン喬
(13)水戸の三画人に影響を与えた伊勢の画僧・月僊
(14)伝統と奇想が相克する多彩な画業を展開した反骨の画鬼・河鍋暁斎
(15)幕末・明治初期における南画隆盛の一翼をになった女性南画家・奥原晴湖
(16)両国中村楼での書画会で画名を高め東京南画界で活躍した猪瀬東寧
(17)今村紫紅や速水御舟らを育てた美術教育者としても名高い歴史画家・松本楓湖
(18)近代歴史画の開拓者・二世五姓田芳柳
(19)高山植物研究家としても活躍した水彩画家・五百城文哉
(20)日本初のイコン画家・山下りん
(21)横山大観、菱田春草らを率いて新日本画の創造運動を推進した岡倉天心
(22)新しい日本画を追求して近代日本画壇を牽引した横山大観
(23)天心、大観らと行動をともにし五浦に移住した木村武山
(24)天心を五浦に案内し日本美術院の五浦時代の幕開けに関わった飛田周山
(25)在野精神を貫き、日本美術院を脱退して新興美術院を結成した小林巣居人
(26)すぐれた肖像画を残し夭折した中村彝
(27)文展で「山羊の画家」として注目され、のちに風景画のスタイルを確立させた辻永
(28)欧州からの帰国後に東光会を創立、多くの後進を育成した熊岡美彦
(29)宮本三郎らと二紀会を創立した栗原信
(30)ムンクから影響を受け版画制作をはじめた永瀬義郎
(31)水彩画家として初めて日本芸術院会員となった小堀進

福島

(1)会津・三春で活動した戦国時代の奇想の画僧・雪村周継
(2)狩野探幽門下四天王のひとり、会津藩御用絵師・加藤遠澤
(3)琴の奏者として会津を訪れた近世南画の大家・浦上玉堂と会津藩の音楽方として生きた二男の秋琴
(4)第三代白河藩主・松平定信の画事
(5)白河藩主・松平定信に仕え、西洋画法を用いて「公余探勝図巻」を描いた江戸南画の大成者・谷文晁
(6)日本全国の古文化財を記録した『集古十種』の編纂に携わり真景図を数多く手掛けた画僧・白雲
(7)白河藩御用絵師として城内障壁画や肖像画の制作をはじめ各種写生記録を手掛けた巨野泉祐
(8)白雲、巨野泉祐同様に松平定信に見出されて谷文晁の門に入り、師譲りの幅広い画域の作品を手掛けた白河藩絵師・星野文良
(9)豪放で酒を好み、「朝寝朝酒朝湯が大好き」な小原庄助さんのモデルと伝えられる会津塗師久五郎の面倒をみた町絵師・蒲生羅漢
(10)実用的銅版画を完成させた須賀川の洋風画家・亜欧堂田善
(11)亜欧堂田善に師事した須賀川派の洋風画家・安田田騏
(12)幼いころから亜欧堂田善の実家に出入りし一番弟子となった遠藤田一
(13)会津に初めて西洋画法を伝えた遠藤香村
(14)奇行で知られた会津の狩野派・萩原盤山
(15)会津を離れ彦根藩御用絵師となった佐竹永海
(16)和歌もよくした四条派の星暁村
(17)浦上春琴に師事し長崎三画人にも学んだ塩田牛渚
(18)豊麗な「牡丹画」のスタイルを完成させ、特に「牡丹に孔雀図」を得意とした野出蕉雨
(19)復古大和絵を学び、のちに谷文晁門下の高久靄厓の後を継ぎ、大和絵と南画を融合した画風を確立した高久隆古
(20)遠藤香村に師事し、晩年は東京で活動した渡辺東郊
(21)12歳で体験した戊辰戦争を語り伝え、「白虎隊自刃之図」を描いた佐野石峰
(22)太夫と才蔵が面白おかしく掛け合いをする「会津万歳」をこよなく愛し、万歳の画家とも呼ばれた坂内文石
(23)小荒井豊山と明治期の喜多方地方の画家
(24)喜多方美術倶楽部の結成と小川芋銭
(25)福陽美術会を組織し、福島県の日本画の普及と向上に貢献した勝田蕉琴
(26)大正新南画の中心作家として活躍した湯田玉水
(27)緻密な時代考証を加えた歴史画を手掛けた荻生天泉
(28)日本の豊かな自然とそこに生きる人々の姿を生涯描き続けた酒井三良
(29)現代的表現の日本画を追求した須田珙中
(30)明治・大正生まれの福島県の日本画家
(31)18歳で夭折した喜多方の女性画家・結城真沙子
(32)会津での水彩画ブームを牽引した赤城泰舒と相田直彦
(33)昭和期の水彩運動の担い手として活躍した春日部たすくと渡部菊二
(34)将来を嘱望されながら20歳で夭折した幻視の画家・関根正二
(35)明治生まれの福島県の洋画家

山形

(1)山形県で最も早く名前が登場する画人・郷目貞繁
(2)米沢藩の御用絵師・目賀多雲川守息
(3)目賀多雲川守息に学び人物花鳥の名手として名を馳せた小田切寒松軒
(4)目賀多家で最も傑出した名人と伝えられる目賀多雲川信済
(5)目賀多家に学んだ米沢の絵師たち
(6)明治大正期、日本画壇旧派の重鎮として政治的手腕を発揮した下條桂谷
(7)庄内藩の御用絵師・三村常和
(8)やまと絵や琳派のスタイルも取り入れた狩野了承
(9)葛飾北斎に学んだ庄内藩士・大山北李
(10)日本初の株式会社の設立を画策して毒殺された北斎門下の洋学者・本間北曜
(11)庄内陆方を代表する画僧・市原円潭
(12)書画をよくした代々の庄内藩主
(13)庄内陆方の南画家
(14)明治27年の酒田大地震に遭遇し「酒田大震真写図」を描いた恒川鶯谷
(15)庄内陆方に鳥羽絵風の戯画を数多く残した土屋鴎涯
(16)幕末の新庄・最上画壇を活気付かせた菊川淵斎
(17)遠近法を用いて「湯殿山道中版画」を描いた狩野派の絵師・早坂義川
(18)文化・文政期の漆山陣屋付き絵師・設楽東玉斎
(19)江戸後期の尾花沢を代表する絵師・沼沢永朔
(20)上山藩の御用絵師・丸野清耕
(21)山形の特産物「最上紅花」の流通の様子を描いた屏風で知られる青山永耕
(22)山形・村山地方の文人墨客の中心的存在だった細谷風翁
(23)日本画革新運動のなかで日本的南画の開拓に尽力した菅原白龍
(24)山形画人として最も多くの作品を残したとされる小松雲涯
(25)長崎南画を源流に持つ寒河江の日本画家
(26)ドイツの化学者・ワグネルが開発した釉下彩陶器「旭焼」の絵付けをした狩野派の画家・荒木探令
(27)京都で活躍した庄内出身の南画家・服部五老と二柳
(28)橋本雅邦に学び禅的作品を多く描いた加藤雪窓
(29)「もうひとりの鮭の画家」と呼ばれた酒田洋画の先駆者・池田亀太郎
(30)岸田劉生とともに「日本人としての油絵」を追求した椿貞雄
(31)広大な土地を自ら耕し自給自足の生活を理想とした京都大原の画仙人・小松均

秋田

(1)秋田狩野の祖・狩野定信
(2)横手鷹の後継者・小川隆雅
(3)秋田蘭画の誕生と平賀源内
(4)秋田蘭画の中心人物・小田野直武
(5)日本初の西洋画論を著した秋田藩藩主・佐竹曙山
(6)小田野直武のよき理解者だった角館城代の佐竹義躬
(7)平賀源内から直接西洋画法を学んだとされる田代忠国
(8)狩野派の筆致に陰影法を加味した作品を残した荻津勝孝
(9)秋田蘭画の画家たち
(10)秋田蘭画を受け継ぎ江戸系洋風画へと展開させた司馬江漢
(11)横手の南蘋派・佐々木原善と戸村後草園
(12)秋田藩江戸定居の御用絵師・狩野秀水と菅原洞斎
(13)大地震で隆起する前の「象潟」を描いた本荘画工の始祖・牧野永昌
(14)本荘市永泉寺山門に「天女」を描いた4人の絵師
(15)人生の大半を旅に費やした本荘藩御用絵師・増田九木
(16)人生の大半を旅に暮らし各地で得た見聞や体験を日記や地誌に描き残した菅江真澄
(17)呉春に師事し大坂画壇で活躍した長山孔寅
(18)横手の円山四条派・柴田南谷、楳溪、松谷の三代
(19)角館に四条派を移入した武村文海
(20)写生を重んじ、中央画壇でも活躍した平福穂庵
(21)秋田の円山四条派・平福穂庵門の三羽ガラス
(22)藩御用絵師から初期秋田画壇の中心人物になった津村洞養
(23)秋田の近代日本画の礎を築いた小室怡々斎
(24)終生日本画の近代化に尽くした寺崎広業
(25)写実と装飾性が一体となった新境地を確立した平福百穂
(26)秋田の田園風俗を描いた高橋萬年
(27)秋田の風物を軽妙な筆致で描いた館岡栗山
(28)日本画革新の旗手であり、故郷を想うロマンチストでもあった福田豊四郎
(29)秋田県の洋画家の草分け的存在・小西正太郎
(30)横手市の郷土史研究にも携わった金沢秀之助
(31)ブルースの女王・淡谷のり子を専属モデルにしたことでも知られる田口省吾
(32)美術文化協会の結成に参加した浜松小源太

宮城

(1)仙台藩最初の御用絵師・佐久間左京
(2)仙台藩御用絵師から学者に転身した佐久間洞巌
(3)仙台藩御用絵師・松原探梁の家系
(4)書画をよくした歴代仙台藩主
(5)浮世絵師としても注目される仙台藩の奥女中・忠岡三千子
(6)仙台藩御用絵師・荒川如慶とその画系
(7)仙台藩御用絵師・菊田栄羽とその画系
(8)仙台四大画家のひとり・四条派の東東洋
(9)仙台四大画家のひとり・南蘋派の小池曲江
(10)仙台四大画家のひとり・南画の菅井梅関
(11)仙台四大画家のひとり・狩野派の菊田伊洲
(12)菊田伊徳のラクダ図
(13)仙台藩士で俳人の遠藤曰人が描いた「ぼんぼこ祭図」
(14)近世最大の鳥類図譜『堀田禽譜』を編さんした堀田正敦
(15)明治の女子美術教育に大きく貢献した武村耕靄
(16)旧派の重鎮として活躍した佐久間家の末流・佐久間鉄園
(17)京都で四条派を学んだ遠藤速雄
(18)仙台の浮世絵師・熊耳耕年
(19)現代的感覚の新しい日本画として高い評価を集めた太田聴雨
(20)高橋由一が描いた「宮城県庁門前図」
(21)外光表現で文展に入選するも30歳で早世した渡辺亮輔
(22)中野和高と大正・昭和期の宮城の洋画家
(23)激動の1930年代を駆けぬけた大沼かねよ
(24)大正期の新興美術運動で活躍し、突如詩人に転身した尾形亀之助

岩手

(1)盛岡藩江戸詰め絵師・麻布一本松狩野家
(2)盛岡藩の国元狩野派・藤田家
(3)盛岡藩の国元狩野派・森家
(4)盛岡藩の国元狩野派・石川家
(5)盛岡藩重臣の北家に仕えた狩野派・湯川家
(6)盛岡藩の文人画の先駆け・田鎖鶴立斎と本堂蘭室
(7)花巻の画業隆盛の礎を築いた小野寺周徳
(8)花巻三画人のひとり・八重樫豊澤
(9)盛岡藩の四条派の絵師・沼宮内蘭渓
(10)江戸後期の盛岡藩を代表する絵師・川口月嶺
(11)川口月嶺門下でも抜きん出た実力を示した実子の川口月村
(12)川口月嶺の門人たち
(13)盛岡藩の浮世絵師・田口森蔭
(14)田口森蔭とともに二代喜多川歌麿に学んだとされる長嶺清麿
(15)田口森蔭の直弟子・川井鶴亭
(16)南部絵暦を出版した舞田屋理作
(17)北方防衛を生涯の仕事とした儒者・大原呑響
(18)水沢の画人・砂金文洲
(19)優れた門弟を育成し水沢の絵事の基盤を築いた菅原竹侶
(20)菅原竹侶の門人・佐藤耕雲
(21)月嶺・月村と続く盛岡藩四条派の流れを継いだ藤島静村
(22)新潟の豪商別邸で板戸絵が発見された旧派の実力者・佐藤紫煙
(23)岩手初の美術団体「彩友会」を創設した葛江月
(24)岩手洋画の先駆者・海野三岳
(25)東京帝国大学植物学教室で植物学関係の挿図を描いた佐藤醇吉
(26)西洋の新思潮と格闘しながら多彩な画業を展開した萬鉄五郎
(27)萬鉄五郎出現後の岩手の洋画家たち
(28)岩手洋画壇の基礎を築いた五味清吉
(29)資財を投じて盛岡橋本美術館を建設した橋本八百二
(30)無音の風景・松本竣介

青森

(1)津軽に狩野派の画風を初めてもたらした鵜川常雲
(2)弘前藩絵師・片山家
(3)弘前藩絵師・今村家
(4)弘前藩絵師・秦家
(5)弘前藩絵師・新井家
(6)俳諧、漆芸、絵画などでマルチな才能を発揮した小川破笠
(7)文芸全般で多彩な活動をした南蘋派最初期の画人・建部綾足
(8)津軽に最初に漢画をもたらした比良野貞彦
(9)津軽に南画をもたらした毛内雲林と津軽の初期南画家
(10)毛内雲林第一の高弟・松山雲章
(11)津軽家一門から出た絵師・那須芝山と福島晁山
(12)狩野派を学んだ弘前藩士・今井玉慶
(13)現存する最古のねぷた絵を描いた小島左近
(14)八戸に俳画を広めた浮世絵師・魚屋北渓
(15)津軽各地の情景を描いた儒者・百川学庵
(16)放浪の画人・蓑虫山人が描いた明治の青森
(17)幕末維新期の津軽画壇をリードした平尾魯仙
(18)平尾魯仙の高弟・三上仙年
(19)平尾魯仙門下で三上仙年と双璧とされた工藤仙乙
(20)悠々自適に書画に親しんだ弘前藩士・棟方月海
(21)津軽初の本格的な女性絵師・工藤晴好
(22)平家物語を主なテーマにした蔦谷龍岬
(23)戦後の青森日本画壇の長老として活躍した高橋竹年
(24)南部八戸で晩年を過ごした盛岡藩を代表する南画家・橋本雪蕉
(25)画壇を離れ水墨画の原点を追求した野沢如洋
(26)十和田湖に魅せられてその紹介に尽力した鳥谷幡山
(27)七尾英鳳と八戸の日本画家
(28)八戸出身で川越を活動の拠点とした久保提多
(29)大正期の青森県人による在京美術団体の発展に寄与した竹森節堂
(30)最良の師を求めて次々と師を変えた須藤尚義
(31)新しい美人画と評判になった工藤紫煌
(32)常に津軽を意識して新しい日本画の創造を追求した工藤甲人
(33)ワーグマンに洋画を学んだ松野治敏
(34)青森初の洋画研究所を開いた大和田篤治と大川亮
(35)本格的な洋画を津軽に持ち帰った羽場金司
(36)英国に帰化した水彩画家・松山忠三
(37)青森県の創作版画の祖・今純三
(38)エノケンのレビュー作家をつとめた菊谷栄
(39)棟方志功の油彩画
(40)昭和初期の青森県の洋画家
(41)青森県南部地方の洋画家
(42)反戦画家の烙印を押され画壇から去った無頼派の画家・阿部合成
(43)レモンの画家・小館善四郎
(44)太宰治の自画像

北海道

(1)近世北海道における最初の本格的画人・蠣崎波響
(2)松前藩御用絵師・熊坂適山
(3)アイヌ絵の先駆者・小玉貞良
(4)特異なアイヌ像を描いた雪好
(5)狩猟や漁業を主な題材にした千島春里
(6)山形から松前に渡りアイヌ絵を描いた早坂文嶺
(7)函館で活躍した代表的アイヌ絵師・平沢屏山
(8)蝦夷地を訪れてアイヌ風俗を記録した菅江真澄と小林豊章
(9)幕府の蝦夷地調査に同行し『蝦夷島奇観』を著した村上島之允
(10)谷文晁の実弟・谷元旦が描いた蝦夷地
(11)養父の仕事を引継ぎ『蝦夷生計図説』を完成させた村上貞助
(12)北海道の名付け親・松浦武四郎が刊行した『蝦夷漫画』
(13)富岡鉄斎が描いたイオマンテ
(14)函館に滞在してアイヌを主題にした絵を描いた平福穂庵
(15)アイヌ絵の終焉後もアイヌを主題に描いた木戸竹石
(16)平沢屏山の門人・木村巴江ら明治のアイヌ絵師
(17)「義経蝦夷渡り伝説絵馬」を描いた北條玉洞
(18)写真と油絵を融合した「写真油絵」を考案した横山松三郎
(19)北海道洋画の黎明期に渡米して洋画を学んだ高橋勝蔵
(20)北海道生まれ第一世代の美術家を育てた林竹治郎
(21)北海道で日本画の普及につとめた菅原翠洲
(22)有島武郎と美術グループ「黒百合会」
(23)小樽の洋画家と美術運動
(24)初の全道的公募団体「北海道美術協会」の誕生
(25)北海道からいち早く中央画壇に登場した日本画家・筆谷等観
(26)31歳で急逝するまで画風を次々と変貌させていった三岸好太郎
(27)北海道独立美術作家協会の画家たち
(28)三岸好太郎とともに上京し、25歳で没した俣野第四郎
(29)「何か醗酵している美しさ」と評された山本菊造
(30)貧乏画家の街を「池袋モンパルナス」と名付けた詩人・小熊秀雄
(31)和製ゴーギャンと呼ばれた上野山清貢
(32)エコール・ド・パリの画家・小柳正
(33)「生れ出づる悩み」のモデルとなった木田金次郎
(34)「北海道日本画協会」を創設した本間莞彩
(35)戦後の北海道美術

沖縄

(1)琉球絵師として最初に名を残した自了(城間清豊)
(2)琉球絵師を指導した福建画壇の画家・孫億
(3)孫億に学んだ宮廷画家・山口宗季(呉師虔)
(4)琉球文化の黄金期を代表する宮廷画家・座間味庸昌(殷元良)
(5)座間味庸昌の後継者・屋慶名政賀(呉著温)
(6)歴代画家の最高位である紫官に叙せられた小橋川朝安(向元瑚)
(7)風俗画を得意とした泉川寛英(慎思九)と泉川寛道(慎克熙)
(8)葛飾北斎が描いた「琉球八景」
(9)琉球王国最後の宮廷画家・佐渡山安健(毛長禧)
(10)我謝盛保(毛世輝)をはじめとした南宗画の流れを汲む絵師
(11)丸木位里・俊が描いた「沖縄戦の図」
(12)八重山蔵元絵師・喜友名安信(毛裔氏安信)
(13)西洋画の技法も取り入れた元王府絵師・仲宗根真補(査丕烈)
(14)琉球王国解体後も長く活動した長嶺宗恭(孟有文)
(15)石垣島で活躍した画家で芸能家・久場島清輝
(16)明治風俗の琉球美人を形成した友寄喜恒(恵克昌)
(17)王朝絵画の要素を受け継いだ最後の画家・比嘉盛清
(18)沖縄で初めて本格的な油彩画を紹介した山本森之助
(19)池袋モンパルナスの画家・南風原朝光と詩人・山之口貘
(20)国際スパイ組織に協力して検挙され獄死した画家・宮城与徳
(21)ニシムイ美術村と沖縄の洋画家

鹿児島

(1)雪舟に学び薩摩画壇の基礎をつくった秋月等観
(2)薩摩出身で京都で活躍した画僧・楊月和玉
(3)秋月等観から雪舟系水墨画を継承した等碩
(4)秋月等観の弟子と伝わる日向人の画僧・等坡
(5)室町末期から桃山初期にかけて活躍した画僧・弓削等薩
(6)雪舟系水墨画を継承した江戸時代最初の薩摩絵師・日野等林
(7)才能を妬まれ20歳で毒殺されたとされる財部盛陳
(8)狩野探幽像の作者とされる桃田柳栄
(9)木挽町狩野家・狩野常信に学んだ薩摩の絵師
(10)近世薩摩画壇を代表する絵師・木村探元
(11)木村探元の高弟・能勢探龍
(12)名を成すには至らずに早世した押川元春
(13)木村探元に学んだ剣法の達人・和田雪観
(14)木村探元晩年の門人・白石探隠
(15)木村探元亡きあとも薩摩画壇を盛り上げた探元の画系
(16)信仰と作画が一体化した作品を残した野津無人相菩薩
(17)墨梅図ばかりを描いた有川梅隠と賛を寄せた書家の鮫島白鶴
(18)木挽町狩野家に学んだ江戸後期の薩摩の絵師
(19)写実的遠近法を用いた柳田龍雪
(20)鍛冶橋狩野家に学んだ薩摩の絵師
(21)農業百科事典『成形図説』の挿画を描いたとされる谷山洞龍
(22)狩野派風の作品を残した伊東養定
(23)江戸後期を代表する薩摩藩の絵師・能勢一清とその門人
(24)薩摩藩最後の御用絵師・佐多椿斎
(25)薩摩の円山四条派
(26)藤島武二の最初の師で薩英戦争に西瓜売り隊の一員として参戦した平山東岳
(27)島津家お雇いとなり「犬追物図」を制作した狩野芳崖
(28)明治期に活躍した鹿児島の狩野派・江口暁帆
(29)小松甲川ら鹿児島の初期日本画家
(30)奄美大島に没した田中一村の話
(31)鹿児島の画家で初めて油彩画を描いた床次正精
(32)鹿児島の画家で初めて正式に洋画を学んだ曽山幸彦
(33)鹿児島が生んだ日本近代洋画の父・黒田清輝
(34)日本近代洋画の牽引者・藤島武二
(35)鹿児島近代洋画第三の巨匠・和田英作
(36)「大正の歌麿」と称された橋口五葉
(37)鹿児島洋画壇の祖と称される大牟礼南島
(38)もうひとりの鹿児島洋画の先覚者・時任鵰熊
(39)鹿児島洋画壇の黄金期をつくった山下兼秀と谷口午二
(40)セザンヌを日本に初めて紹介した有島生馬と二科会の発足

宮崎

(1)都城島津家の最初の絵師・白谷卜斎
(2)木挽町狩野家に学んだ都城の絵師・竹之下信成
(3)狩野常信門下の四天王のひとり・永井慶竺
(4)鍛冶橋狩野派に学んだ山路探定と長峰探隠
(5)都城における江戸期最後の狩野派・中原南渓
(6)高鍋藩御用絵師を代々世襲した安田家
(7)佐土原藩の絵師・狩野永諄
(8)飫肥藩の絵師・狩野派の横山惟儀、養徳親子
(9)延岡藩の御用絵師・佐藤周鱗斎
(10)都城の四条派・赤池南鳳
(11)延岡藩の南画家・岡部南圃
(12)近代延岡における南画家の第一人者・小泉二山
(13)変わり者として知られた延岡の南画家・四屋延陵
(14)延岡の美人画家・奈須竹堂
(15)すぐれた書画を残した高鍋藩秋月家十一代・秋月種樹
(16)佐土原の南画家・根井南華
(17)宮崎県を代表する日本画家・山内多門
(18)第9回文展の美人画室でデビューした都城の美人画家・益田玉城
(19)多門や玉城と親しく交わり絵を学んだ丸田省吾
(20)大橋翠石に私淑した都城の虎の画家・小山田秋甫
(21)蒔絵にすぐれ日本画も手がけた秋月可山
(22)大正・昭和前期の宮崎の日本画家
(23)戦後の宮崎の日本画家
(24)米国で肖像画家として活躍した伊達孝太郎
(25)90年の生涯いっぱいに多彩な画業を展開した中澤弘光
(26)宮崎の美術教育に尽力したボヘミアン・有田四郎
(27)台湾美術振興に大きく貢献した塩月桃甫
(28)東京で学んだ宮崎県の洋画家
(29)宮崎県女性洋画家の草分け・落合ラン
(30)宮崎の水彩画発展に貢献した古川重明と版画の黒木貞雄
(31)制作と評論を並行して行ない前衛美術の世界を切り開いた瑛九

大分

(1)大分の近世絵画・狩野派
(2)豊後府内藩の狩野派
(3)豊後日出藩の狩野派
(4)豊後岡藩絵師・淵野真斎
(5)豊後岡の町絵師・渡辺蓬島
(6)豊前中津藩絵師・円山派の片山東籬
(7)豊後杵築藩絵師・光琳派の足立秋英
(8)豊後南画の黎明期・田能村竹田の一世代前の画家たち
(9)豊後南画の隆盛・田能村竹田の出現
(10)田能村竹田と豊前中津の雲華上人
(11)田能村竹田と豊後杵築ゆかりの儒者・篠崎小竹
(12)耶馬溪の名付け親・頼山陽と豊前中津青村の曽木墨荘
(13)近世日本最大規模の私塾・咸宜園を開いた日田の広瀬淡窓
(14)竹田門下の夭折の鬼才・高橋草坪
(15)最も正しく田能村竹田の系譜を受け継いだ門人・帆足杏雨
(16)南画の復興と後進の指導に尽力した田能村直入
(17)竹田門の四天王のひとりに数えられた博学者・後藤碩田
(18)日田の三絶僧・平野五岳
(19)豊後府内に住み、沈堕の滝を描いた雪舟
(20)幕末三大本草学者のひとり・宇佐の賀来飛霞
(21)国東地方にちょっとした京風美人画ブームをもたらした吉原真龍
(22)歌川派の開祖・歌川豊春はやはり豊後臼杵出身なのか
(23)臼杵生まれの挿絵画家・右田年英
(24)杵築南画の創始者・十市石谷と十市家
(25)衰退する南画の復興をはかり日本南画院を創設した田近竹邨
(26)官展、日本南画院展で新しい南画を模索した幸松春浦
(27)豊後大野で江戸系南画を描いた石野玉僲
(28)大正・昭和期に活躍した大分県の南画家
(29)大分県に近代日本画を持ち込んだ藤原竹郷と松本古村
(30)福田平八郎の師から弟子になった首藤雨郊
(31)京都の大分県画壇の草分け・高倉観崖と牧皎堂
(32)福田平八郎の登場、そして高山辰雄へと続く大分出身の日本画家
(33)東京の画塾で学んだ大分の初期洋画家
(34)吉田四代の祖・吉田嘉三郎と不同舎で学んだ大分出身の洋画家
(35)消えた近代日本洋画の開拓者・藤雅三
(36)片多徳郎と西ヶ原グループ
(37)異色の抽象画家・荒井龍男と昭和期の大分県の洋画家

熊本

(1)熊本近世絵画のはじまり-矢野派の祖・田代等甫
(2)宮本武蔵ら余技の画人
(3)矢野派の再興者・矢野雪叟
(4)矢野派の全盛・五代矢野良勝と衛藤良行
(5)肥後狩野の祖・狩野成信
(6)肥後の画僧・豪潮と宇土藩主・細川月翁
(7)肥後土佐派の祖・福田太華
(8)近代熊本南画の嚆矢・佐々布篁石
(9)熊本南画の第一人者・梶山九江
(10)遅れてきた南画家・竹冨清嘯、流浪の南画家・山田王延章
(11)肥後熊本藩最後の御用絵師・杉谷雪樵
(12)37歳で急逝した新進気鋭の新派画家・高橋廣湖
(13)杉谷雪樵の路線を継承し熊本日本画の近代化を担った近藤樵仙
(14)高橋廣湖から堅山南風へと日本美術院の系譜をつないだ山中神風
(15)肥後画家大系を著した日本画家・野田鋤雲
(16)大正・昭和期の熊本の日本画家
(17)熊本洋画の先駆的人物・光永眠雷が描いた西郷隆盛
(18)熊本近代洋画の発展に寄与した青木彜蔵と伊藤直臣
(19)官展系の熊本の洋画家
(20)海老原喜之助と熊本の独立美術
(21)日本の画壇に新風をふきこんだ野田英夫
(22)戦死した熊本初のシュルレアリスト・大塚耕二

長崎

(1)南蛮美術と長崎の南蛮絵師
(2)黄檗肖像画家・喜多元規とその画系
(3)長崎漢画の祖・逸然性融
(4)唐絵目利の祖・渡辺秀石とその画系
(5)長崎画人伝を著した唐絵目利渡辺家七代・渡辺鶴洲
(6)続長崎画人伝を記した鶴洲の高弟・荒木千洲とその画系
(7)長崎唐絵の奇才・河村若芝とその画系
(8)唐絵目利石崎家初代・石崎元徳らを輩出した小原慶山の画系
(9)唐絵目利広渡家の画系
(10)南蘋派の開祖・熊斐と南蘋派の画人
(11)長崎洋風画の先駆者・若杉五十八と荒木如元
(12)洋風画にも通じた唐絵目利・石崎融思と長崎の洋風画家
(13)シーボルトのお抱え絵師・川原慶賀
(14)来舶四大家、伊孚九・張秋谷・費漢源・江稼圃
(15)幕末の長崎三画人、鉄翁祖門・木下逸雲・三浦梧門
(16)長崎三画人後の三筆、守山湘帆・中村陸舟・伊東深江
(17)長崎版画と版下絵師
(18)存命中に遺作展を開催された長崎洋画の先駆者・彭城貞徳
(19)外光派の風景画家・山本森之助と早世した人気画家・渡辺与平
(20)佐伯祐三と行動を共にしフランスで客死した横手貞美
(21)旧派の代表画家・荒木十畝と長崎出身の門人・小林観爾
(22)大正初期の美人画作家・栗原玉葉と長崎ゆかりの日本画家
(23)野口彌太郎と長崎ゆかりの洋画家

佐賀

(1)肥前佐賀藩の絵師たち
(2)佐賀藩三代藩主・鍋島綱茂とその時代の画人
(3)二人の広渡心海と肥前武雄の絵師
(4)鱗が1枚欠けた蟠龍・御厨夏園による多久聖廟の天井画
(5)草場佩川と多久の先覚者
(6)名所図会絵師として名を高めた長谷川雪旦と唐津藩
(7)天龍道人ら肥前佐賀の南画家と岸派
(8)百武兼行によってはじまる佐賀洋画
(9)明治洋画壇で指導的役割を果たした久米桂一郎と岡田三郎助
(10)北島浅一ら東京美術学校に学んだ佐賀の洋画家
(11)佐賀美術協会の創立と佐賀出身の画家たち

福岡

(1)筑前福岡藩御用絵師となった狩野宗家中橋家の狩野昌運
(2)狩野探幽門下四天王と称された尾形家2代守義と狩野姓を許された3代守房
(3)福岡藩御用絵師尾形家の絵師
(4)福岡藩御用絵師・衣笠家と上田家
(5)雲谷派が祖となった筑後久留米藩御用絵師・三谷家
(6)筑後柳河藩御用絵師・梅沢晴峩と北島勝永
(7)豊前小倉藩御用絵師・高木豊水と小倉の町絵師
(8)筑前秋月藩御用絵師・斎藤秋圃と門人
(9)大宰府画壇を盛り上げた吉嗣家と萱島家
(10)江戸後期の筑前四大画家
(11)福岡南画壇の育ての親と称される中西耕石
(12)近代大和絵の黎明期を担った川辺御楯
(13)新南画ともいえる独自の画風を開拓した冨田溪仙
(14)官展で活躍した福岡県の近代日本画家
(15)青木繁・坂本繁二郎を指導した筑後洋画の先覚者・森三美
(16)筑前洋画の先覚者・吉田嘉三郎とその後継者・吉田博
(17)実直な写実を貫いた中村研一と福岡の官展系洋画家
(18)古賀春江と福岡の二科会
(19)児島善三郎と福岡の独立美術協会
(20)上田宇三郎と福岡の異色日本画家
(21)自己の信じる写実に徹した高島野十郎
(22)寺田政明と福岡の異色洋画家
(23)タイガー立石と筑豊の画家
(24)日本初のユネスコ世界記憶遺産・山本作兵衛の炭坑記録画

鳥取

(1)鳥取藩御用絵師・沖一峨と沖家
(2)根本幽峨と鳥取の門人
(3)橋本秀峰ら鳥取の狩野派の絵師
(4)鳥取画壇の祖・土方稲嶺、鯉の名手と謳われた門人の黒田稲皐と小畑稲升
(5)紫の糸で長い髪を束ね、大道を闊歩した鬼才・片山楊谷
(6)谷文晁の実弟・島田元旦
(7)鳥取南画の祖・赤山水の建部樸斎
(8)鳥取藩の学制改革につとめた正墻適処とその高弟・山内篤処
(9)鳥取ゆかりの近世南画家
(10)四条派を学んだ青木図南と門人の菅盛南
(11)浪速の町絵師・菅楯彦
(12)明治・大正生まれの鳥取出身の日本画家
(13)鳥取にはじめて本格的な油絵を伝えた郷土教育の父・遠藤董
(14)森岡柳蔵ら東京で学んだ鳥取出身の洋画家
(15)鳥取の近代的文化運動の中核となって活動した中井金三と砂丘社
(16)写実理論を作品と執筆の両面から確立しようとした前田寛治

島根

(1)出雲松江藩御用絵師・狩野永雲とその画系
(2)木挽町狩野に学んだ雲州狩野派の画人たち
(3)母里藩御用絵師・長塩雪山と安来の門人
(4)諸国を遊歴し多くの門人を残した堀江友声
(5)四条派を学んだ上代英彦と出雲の門人
(6)駿河台狩野に学んだ津和野藩御用絵師・岡野家六代
(7)渡辺崋山と密接に交遊した津和野藩家老・多胡逸斎
(8)石見の南蘋派・三浦紫えんと門人
(9)津和野藩御用絵師・大島松溪と藩主亀井家
(10)出雲を訪れた風外禅師に学んだ横山雲南(黄仲祥)
(11)出雲地方に南画鑑賞の土壌を培った田能村直入と出雲の門人
(12)備中から移り住み画塾を開いた塩田銕香と出雲の門人
(13)天野嗽石と松江の門人
(14)田中頼璋と島根出身で川端玉章に学んだ日本画家
(15)早世した逸材・中原芳煙と中央画壇を離れた竹田霞村
(16)島根を代表する近代南画家、西晴雲と木村棲雲
(17)平田ゆかりの日本画家、小村大雲と落合朗風
(18)橋本明治ら島根出身の現代日本画家
(19)小豆澤碧湖にはじまる島根洋画
(20)島根の水彩画普及に尽力した森本香谷
(21)松江洋画研究所を設立して島根の美術振興に貢献した草光信成と木村義男
(22)森鴎外と原田直次郎

山口

(1)雪舟の後継者・雲谷派の系譜
(2)長府藩の粋な御用絵師・度会文流斎と笹山家
(3)周防・長門国各藩の狩野派
(4)狩野芳崖へと続く長府狩野派の系譜
(5)萩藩儒者・佐々木縮往と萩の初期画人
(6)防長における南画の祖・矢野括山と門人
(7)周防徳山藩御用絵師・朝倉南陵と徳山の画人
(8)小田海僊と防長の門人
(9)大庭学僊と門人
(10)森寛斎と山口の門人
(11)下関岸家三代の祖・江陵岸賢と防長の岸派
(12)地質学・植物学を導入して描いた高島北海
(13)竹田系作品鑑定の第一人者・田中柏陰と門人
(14)鯉洋画壇を結成した大楽桃白と光市の門人
(15)近代絵画としての南画の再生に尽力した松林桂月
(16)層が薄く散発的な長州の初期洋画家
(17)制作と理論の両面で抽象絵画の可能姓を追及した長谷川三郎
(18)フォルム画廊を設立した美術評論家・福島繁太郎と香月泰男

広島

(1)近世前期の広島画壇で主流として活躍した雲谷派
(2)広島藩の狩野派・山野峻峰斎
(3)福山藩の狩野派、片山墨随斎守春・索準斎守規父子
(4)広島藩の四条派・山田雪塘と門人
(5)四条派を学んだ杉野怡雲ら福山藩士
(6)福山藩を代表する円山四条派の画人・藤井松林と門人
(7)福山藩の住吉派・村片相覧と藩主・阿部正精
(8)広島の南蘋派・岡岷山
(9)福原五岳と尾道の画人
(10)広島の南画家
(11)菅茶山と頼山陽
(12)菅茶山・頼山陽の広島の門人
(13)広島四条派の系譜、明治・大正期に広島画壇を牽引した里見雲嶺
(14)近・現代の中央画壇に大きな影響を与えた広島出身の日本画家
(15)広島洋画の先駆者・小林千古
(16)靉光と戦前の広島の洋画家

岡山

(1)室町水墨画の最高峰・雪舟
(2)武人画家・宮本武蔵
(3)備前岡山藩の狩野派
(4)美作津山藩の初代御用絵師・狩野洞学
(5)幕末明治の狩野派、狩野永朝と日置雲外
(6)岡山近世画人として最大の存在・浦上玉堂
(7)浦上春琴と岡山の門人
(8)美作の南画家、広瀬臺山・飯塚竹斎と門人
(9)浮世絵師から津山藩御用絵師になった鍬形蕙斎
(10)岡山に南画を伝えた讃岐の黒田綾山と肥前の釧雲泉
(11)広重版画にも使われた『日本勝地山水奇観』の著者・淵上旭江
(12)幕末の異色の南画家・藤本鉄石
(13)岡山の四条派、人物の柴田義董と山水の岡本豊彦
(14)柴田義董の門人、小野雲鵬と大原呑舟
(15)岡山の四条派普及に大きく貢献した古市金峨と門人たち
(16)四条派から南画に転じた白神暭々と門人
(17)岡山の岸派・矢部楳山
(18)岡山の近代南画家、石井金陵・衣笠豪谷・波多野華涯
(19)岡山の近代南画家、柚木玉邨と久我小年
(20)岡山の近代南画家、河合栗邨と門人
(21)慈善社会事業家としても活躍した南画家・津田白印と門人
(22)小野竹喬、池田遙邨ら、栖鳳門下の岡山の日本画家たち
(23)浪華の美人画家・上島鳳山
(24)京都で学んだ岡山の日本画家
(25)東京に出て学んだ岡山の日本画家
(26)岡山洋画の先駆者、堀和平と前田吉彦
(27)岡山の近代洋画、松岡寿と原田直次郎
(28)日本近代洋画の発展に大きく寄与した岡山の先駆的洋画家たち
(29)美人画の竹久夢二と異色の挿絵画家・細木原青起

香川

(1)高松藩の狩野派、元祖・狩野常眞と高松藩御用絵師の系譜
(2)狩野派の画僧・實山と高松藩の文人大名
(3)土佐派の流れを汲む画僧・鶴洲と讃岐の土佐派
(4)讃岐に生まれ岡山南画の草分けとなった黒田綾山
(5)讃岐南画の祖・長町竹石と門人
(6)引き継がれる竹石の画系、佐々木雲屋・兒島竹處と門人
(7)中川馬嶺・愛山親子とその門人たち
(8)讃岐の南蘋派、三木文柳・亀井東溪・戸塚茗溪
(9)春木南湖と讃岐の門人
(10)京都に出て浦上春琴らに学んだ讃岐の南画家
(11)讃岐の書聖・後藤漆谷とその周辺
(12)詩書画をよくした篆刻家・細川林谷とその周辺
(13)風流を好んだ松平左近と讃岐の勤王家たち
(14)讃岐の円山四条派
(15)讃岐漆芸の祖・玉楮象谷
(16)香川の近代洋画
(17)菊池寛と同じ時代を生きた香川の文人

愛媛

(1)伊予松山藩御用絵師・松本山雪
(2)江戸浜町狩野と松山藩御用絵師
(3)江戸木挽町狩野と伊予大洲藩の文人大名
(4)大洲藩御用絵師・若宮養徳とその門人
(5)西条藩絵師・小林西台と各藩の狩野派
(6)狩野派唯一の「村狩野」・今村道之進
(7)伊予松山藩の住吉派絵師、遠藤広古・広実
(8)宇和島の画人・三好応山と応岸
(9)宇和島から杵築の安住寺へ、孤高の水墨画家・村上天心
(10)森狙仙門下の猿の画人二人・山本雲渓と大内蘚圃
(11)岸駒に学び、江戸で活躍した沖冠岳
(12)伊予に四条派を伝えた町絵師・森田樵眠
(13)円山四条派の流れを汲む伊予の画人
(14)伊予南画の先駆者・吉田蔵澤、正岡子規も愛した竹の名手
(15)伊予出身の旅絵師・天野方壺、伊予を訪れ作品を残している富岡鉄斎
(16)伊予南画の全盛・続木君樵と周囲の画人
(17)伊予の南画、全盛から現代南画へ
(18)日本画革新運動の中での愛媛出身の日本画家
(19)愛媛洋画の先達・下村為山と愛媛出身の洋画家
(20)正岡子規と周辺の文士や絵師

高知

(1)土佐の初期画人
(2)駿河台狩野と土佐の狩野派
(3)河鍋暁斎の師・前村洞和と土佐の狩野派
(4)池添楊斎と池添一族
(5)土佐唯一の土佐派・滝口国成と諸派の画人
(6)絵描きの金蔵
(7)絵金と絵金派
(8)柳本洞素と門人
(9)宮田洞雪と門人
(10)近世土佐を代表する南画家・中山高陽と土佐の門人
(11)土佐南画の流れ、楠瀬南溟から松村蘭台へ
(12)土佐化政画壇の中心人物・楠瀬大枝と門人
(13)土佐南画三名家のひとり・古屋竹原と門人
(14)龍馬に砲術を教えた南画家・徳弘董斎と門人
(15)竹原没後の土佐画壇を支えた橋本小霞と門人
(16)土佐の印聖・壬生水石と高松小埜
(17)土佐に来て影響を与えた画人、種田豊水と名草逸峰
(18)幕末から明治前期にかけての土佐を代表する画人・河田小龍と門人
(19)画人としても早逝を惜しまれた武市瑞山と勤王の志士
(20)洋画の黎明期、国沢新九郎の出現
(21)土佐美術協会、土陽美術会の発足
(22)描かれた坂本龍馬、膨大な数の龍馬像を残した公文菊僊

徳島

(1)阿波で最も古い画人
(2)徳島藩御用絵師の系譜・佐々木家
(3)木挽町狩野家と徳島藩の画人
(4)徳島藩船絵師・森崎家と資料
(5)最古の阿波おどり図を描いた御用絵師・鈴木芙蓉
(6)村瀬栲亭と阿波ゆかりの南画家
(7)幕末の三筆・貫名海屋
(8)山本梅逸門下の阿波の画人
(9)中林竹洞の門人・藤重春山
(10)阿波の儒者・赤松藍州と藤井藍田
(11)柴秋邨と周辺の南画家
(12)夏は完全な裸で過ごした・藤桃洲
(13)阿波の住吉派・渡辺広輝と門下三傑
(14)阿波の住吉派の第一人者・守住貫魚と門人
(15)阿波の岸派・岸八行と三木恒山
(16)阿波の円山・四条派
(17)阿波の四条派・浜口南涯と吉成葭亭
(18)浅井柳塘と徳島の近代南画家
(19)近代徳島の住吉派、森魚渕・多田藍香・湯浅桑月と門人たち
(20)日本で最も早くヨーロッパで西洋美術を目にした画家・原鵬雲
(21)謎の浮世絵師・東洲斎写楽と阿波藩の関係

和歌山

(1)狩野興以にはじまる紀伊狩野の系譜
(2)紀伊の狩野派・岩井泉流
(3)紀伊の狩野派の画人たち
(4)紀南田辺の狩野派・真砂幽泉
(5)狩野派から南画へ・笹川遊原と門人たち
(6)日本南画の祖・祇園南海
(7)紀州三大南画家・桑山玉洲の画業と画論
(8)最も古い赤富士図を描いた画家・野呂介石
(9)野呂介石の門人たち
(10)野際白雪と門人たち
(11)紀伊の南画家たち
(12)紀伊の大和絵師・岩瀬広隆
(13)紀伊の円山・四条派
(14)紀伊の近代・日高昌克ら個性的な画家を輩出

三重

(1)曾我蕭白と伊勢の門人
(2)池大雅と韓天寿
(3)尾張の画僧・月僊と伊勢の門人
(4)伊勢の浮世絵師
(5)増山雪斎と桑名の画人
(6)伊勢津藩主・藤堂家と津藩士の画業
(7)斎藤拙堂の門人・宮崎青谷とその周辺の画人
(8)拙堂門下と津の画人たち
(9)松阪の画人
(10)伊賀の画人
(11)伊勢の南画
(12)伊勢の狩野派・長崎派・岸派
(13)伊勢の円山・四条派
(14)伊勢に円山・四条派を広めた岡村鳳水と門人たち
(15)隠れたる画家 野村訥斎
(16)現代まで続く円山・四条派の系譜

岐阜

(1)美濃の南蘋派
(2)頼山陽の美濃訪問と江馬細香
(3)南画家として活躍した大垣の漢詩人・思想家
(4)美濃の南画、竹洞・梅逸の門人
(5)美濃の南画、村瀬秋水の一族と門人
(6)村瀬一族の奇才・村瀬太乙
(7)近江、尾張、三河にまでおよんだ高橋杏村の門人
(8)異色の南画家・安田老山と蓑虫山人
(9)明治期の美濃の南画家
(10)飛騨の匠・伝説の画人
(11)不世出の天才と称された屋台彫刻の谷口与鹿
(12)飛騨の匠から彫刻家へ、飛騨一刀彫りの祖・平田亮朝
(13)飛騨における和漢両学の大家、田中大秀と赤田臥牛
(14)飛騨ゆかりの初期画人
(15)飛騨の南画家
(16)山本芳翠と洋風絵画
(17)京都画壇で学んだ美濃の日本画家
(18)京都画壇で学んだ飛騨の日本画家
(19)虎図の大橋翠石と岐阜の動物画家
(20)画壇を代表する多くの日本画家を輩出

尾張

(1)尾張の狩野派・初期画人
(2)尾張の狩野派・代々続く御用絵師
(3)尾張の狩野派・町狩野
(4)庶民の姿や風俗を描いた尾張藩士・高力猿猴庵
(5)尾張南画の草創期
(6)尾張南画の変質期
(7)南画家を支援し方向性を示した尾張の豪商・豪農
(8)尾張南画の全盛、中林竹洞・山本梅逸の登場
(9)尾張南画の全盛・山本梅逸の門人たち
(10)尾張南画の歳寒三友、竹洞、梅逸、そして伊豆原麻谷
(11)復古大和絵派の祖・田中訥言
(12)尾張の復古大和絵派、森高雅の門人たち
(13)尾張の復古大和絵派、日比野白圭・木村金秋の門人たち
(14)尾張の復古大和絵派、森村冝稲とその門人
(15)尾張の浮世絵、牧墨僊を軸に展開
(16)名古屋四条派の祖・野村玉渓
(17)名古屋四条派、野村玉渓の流れを汲む門人たち
(18)名古屋四条派、松村景文の系譜
(19)尾張の四条派、張月樵の門人
(20)尾張の岸派、喜田華堂と門人
(21)南画の衰退、そして近代日本画へ

東三河

(1)近世の東三河画人
(2)東三河随一の画人・太田山陰
(3)崋椿系が根付く前の東三河画壇(1)
(4)崋椿系が根付く前の東三河画壇(2)
(5)東三河における小華門(1)
(6)東三河における小華門(2)
(7)小華が去った後の豊橋画壇
(8)崋山・椿山の画風を継いだ最後のひと・白井烟嵓
(9)南画一色の東三河画壇で異彩を放った狩野派・加藤元白
(10)南画隆盛から異色の日本画家を生む土壌へ

遠州

(1)遠州第一の好事家・大庭松風
(2)遠江画壇における文晁・以弘の門人たち
(3)遠江南画の全盛
(4)遠州における椿山門下
(5)自適にして名を求めず・中村生海
(6)小華へと続く崋椿の流れ
(7)独自の技をもった南画家たち
(8)遠州における岸派
(9)大正から昭和初めにかけての遠州画人

2021年7月5日

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